下の画像はうちの問診用紙です。
初めて受診される方には必ず書いていただいています。
(日本語が読めない方、視覚障害のある方には聞き取りにて対応)
事前に伺いたいことをすべて項目にすると、
とてもA4紙1枚には収まらない上に記入も大変になってしまうので、
項目を絞ってはありますが問題はその絞り方。
絞り過ぎると大事なことが抜け医療事故につながる可能性も出てきます。
いろいろ考えた上で私自身がWordで作成しました。
印刷屋さんで印刷しないのはコストの問題もありますが、
「内容をいつでも見直し修正ができる」ようにするためです。
現に今までに数回、細かい内容の修正をしました。
現状の内容で完璧とはもちろん言いませんが、
記入の労力と内容のバランス、
そして「中沢歯科医院らしさ」も加味できていると思います。
例えば「発達障害」等の記入項目があること。
発達障害といっても多様ですが、
どんな場合もコミュニケーションに配慮と理解が必要です。
こちらが特性を理解していれば治療ができる場合も多いと思います。
まず肝心なのはこちらにデリカシーがあるかどうか?です。
※アスペルガー症候群、広汎性発達障害などは現在は「ASD=自閉症スペクトラム障害」として統合されていますが、まだ広く周知されていると言えないので旧称を使用しています。
そして治療の際に配慮が必要かどうか?も項目化してあります。
「歯医者が苦手」といっても理由は様々です。
気持ちの問題はなかなか排除できない場合が多いでしょうが、
特定の理由、例えば「鼻で息ができない」「嘔吐が起こりやすい」といった、
ある程度は回避ができる場合も少なからずあります。
その上「こんな理由で歯医者がダメなんて恥ずかしい」と考えておられる方も多い。
ですから問診の項目に挙げておけばカミングアウトしやすくなるのではないかと。
上記の様に鼻呼吸や嘔吐反射の問題はゼロにはできなくとも、
術者側に配慮があれば治療の可能性が随分広がります。
「出来なかったはずの事」が曲りなりにでも「出来た」となれば結果は大違い。
御本人の次回への自信にもつながります。
うちが目指す「デリカシーのある治療」は問診する時にすでに始まっていると言えます。
この問診用紙は中沢歯科医院HPからダウンロードできます。
初めての方は事前記入してお持ちいただくと受付がよりスムーズです。
記事製作時のBGM:
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中沢歯科医院
〒443-0022 蒲郡市三谷北通三丁目177番地
TEL 0533-67-1177
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